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アロエ
2011-08-19 (金) | 編集 |
 アロエはユリ科の多年草で、アフリカの地中海沿岸が原産と言われている。アロエの語源はヘブライ語・アラビア語で「苦い」という意味の言葉である。キダチアロエの名の由来は「小高い木のようになるアロエ」からきている。
 アロエが薬草としてつかわれていたという最も古い記録は、古代エジプトのミイラのひざのあいだに置かれていたパピルス紙である。アロエはセンナなどとならんで下剤として用いられ、眼病にもつかわれた薬効のある貴重な植物と記されている。アレキサンダー大王は大遠征の際に負傷兵の治療にアロエを用い、それをきっかけにアロエの栽培をはじめたとも言われている。
 紀元前1世紀にはローマのディオスコリディスが『ギリシャ本草』のなかで、アロエの薬効を書き記している。性器の病気、痔、黄疸、胃の洗浄作用、打撲、おでき、目の洗浄にもなる万能薬としている。その後、アロエの薬効はヨーロッパにも広く認められ、民間薬として親しまれてきた。12世紀にはドイツ薬局方(医薬品に関する品質規格書)にも収録された。
 日本にアロエが伝えられたのは鎌倉時代~室町時代といわれ、江戸時代には貝原益軒が『大和本草』で「その味苦く臭くして、気味ともにはなはだしく苦きゆえに虫を殺す」と記している。当時、蘆薈(ろかい)と呼ばれたアロエは、その名から中国から伝えられたと言われている。中国では『開宝本草』に記されていることから、8世紀ごろには民間薬として普及していたと考えられる。
 日本に伝えられたアロエは九州や伊豆、四国などの山野に自生し、地方によっては「医者いらず」として重宝がられた。しかしアロエが薬用植物として広く栽培されたのは戦後だった。現在では、特に暖地で観賞用・民間薬として栽培され、薬効が穏やかで副作用が少ないことから、多くの人に愛用されている。
 アロエは火傷治療や傷薬など外部から塗る方法、葉を食したり煎じて飲む方法など様々な民間療法が昔からあったが、戦後日本の学者によって薬理作用が証明され、昭和44年(1969)に癌抑制効果があると発表されてからさらに人気が出た。アロイン・アロエエモジン・アロエチン・アロミチン・アロエウルシンなどの有効成分が解明されている。
 アロエには細菌やウイルスを殺す働きや、細菌が出す毒素を中和する働きがあり、学者が実験を行なった結果アロエに含まれるアロミチンには抗癌作用があることがわかった。アロエウルシンには細胞組織の傷を修復する働きがあり、活性酵素により破壊された細胞を修復する効果が期待できる。
 アロエの種類は300~400にも及ぶが、有名なのは鋭いトゲが特徴のキダチアロエと葉が大きなアロエベラである。「アロエは医者要らず」という言葉の通り、アロエを食べたり体に塗ったりして体内に取りこみ、火傷治療や風邪などたくさんの病気に効果を発揮する。アロエは腸の蠕動運動を活発にするため、便秘を治すのにも効果的である。胃腸の症状を整え、丈夫にする働きもある。
 アロエで医者に見放された難病が治ったというケースもある。しかし家庭の救急薬として理想的な常備薬とはいえるが、残念ながら万能薬ではない。
 例えば、火傷には特効薬といえるほどの効き目があるが、重度の火傷にはやはり医師の手当てが必要である。アロエは胃腸病にいいが、もともとは下剤としての働きがあるので大量に使用するとひどい下痢になってしまう。吐き気や下痢がおきたら量を減らすか服用を中止する。
 アロエを外用薬としてつかう場合は体質によって効く効かないということはないが、内用の場合は体質的にあわない人がいる。アロエは一般的に体質の強い人にはよくあうが、下痢をしやすい人やひどい冷え性の人など体質の弱い人にはあまり適していない。アロエを過信しすぎず、アロエで治せる限界をよく知っておく必要がある。はじめは少量からつかって徐々に自分の適量をみつけたり、慣れないうちや体質の弱い人は必ず食後に服用するなど、注意したい。
 アロエの場合、1日の使用量は人によって違うが、大人で約15グラム以内とされ、苦いので大量に内用できるものではない。人によっては下痢をおこすことがあるが、使用量を守っていれば副作用の心配はない。しかし生理中や妊娠中のアロエの使用は控えた方がいい。骨盤内の充血が高まり、月経過多になったり、流産したりする心配がある。
 アロエはサプリメントや茶、ジュース、飴、シロップにつけたデザートなどさまざまな食品に加工されている。キダチアロエには苦味があるがアロエベラにはないので、外皮を剥いて生のまま刺身として食べることもある。化粧品や軟膏などにも利用される。
 アロエのおろし汁は冷蔵庫保存で4~5日は大丈夫だが、常温だと1~2日で変質してしまう。変色したおろし汁は使用しない。おろし汁は飲むだけでなく美容にもつかえるので、多めにつくって冷蔵庫に保存している人が多い。しかしなるべくならつかうたびにつくりたい。
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