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食材や健康食品やサプリメントの栄養・調理方法・料理方法・保存方法・豆知識を紹介。
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グレープフルーツ
2011-09-03 (土) | 編集 |
 数個の果実ががぶどうの房のように実ることからグレープフルーツと名づけられた。アメリカの朝食には欠かせないフルーツで、フロリダやカリフォルニアには大産地がある。日本にはフロリダ産の熟したものが輸入されて出回るのは6月~7月にかけてである。日本には1930年代の昭和初期に輸入され始めた。当時は高級フルーツだったが1971年に輸入が自由化され、一般家庭でも手軽に食べられるようになった。おしゃれなイメージとダイエットにいいことで女性に人気が高い。
 他の柑橘類とほぼ共通した成分を含んでいるが、ビタミンCが豊富である。1個で160mgのビタミンCが含まれており、温州みかんよりやや多めである。半分食べれば1日の必要量を摂取できる。弱った肝臓の働きを助けて解毒作用を促すので、疲労・ストレスの回復や二日酔いに最適である。シミやソバカスを防ぐ美肌効果、風邪などの病気や癌予防に効果がある。
 ビタミンCの吸収を高めるビタミンPやクエン酸も含んでいる。グレープフルーツの酸味は主にクエン酸である。クエン酸は体内の疲労物質である乳酸の代謝を高める作用があり、疲れをとり、身体をリフレッシュしてくれる。唾液や胃液の分泌を高め、食欲を増進させる。
 グレープフルーツにはカリウムも豊富に含まれており、心臓や筋肉の正常な収縮を助け、糖代謝を促進する。この働きとビタミンCの血管を強化する効果によって心臓の健康を増進させる。アメリカでは「アメリカン・ハート・アソシエイション(心臓病関連の任意団体)」に認定され、グレープフルーツや関連商品にはハートのマークをつけて販売している。
 グレープフルーツにはナリンギンという成分が含まれている。ナリンギンはグレープフルーツの苦味成分であるポリフェノールの一種である。脂肪の分解を促進する作用があり、高脂血症に効果があるといわれる。強い抗酸化作用もあり、癌予防にも効果が期待されている。
 グレープフルーツのリモニン(Limonin)という苦み成分は癌予防効果があるといわれている。リモニンを継続的に摂取すると身体の中にある解毒代謝酵素を活性化し、発癌性物質を無毒化して、体外に排出する効果がある。果実なら半分、ジュースならコップ1杯飲むだけで癌予防効果を期待できると言われている。
 葉酸が豊富なため、アメリカでは妊婦にグレープフルーツが薦められる。葉酸は血液や細胞を作る働きがあり、胎児の脳や脊髄などを形成するのに不可欠なビタミンである。グレープフルーツ2分の1個でほうれん草3束分の葉酸が摂れる。
 グレープフルーツには果糖、ショ糖、ブドウ糖などの糖分が含まれているが、他の柑橘類に比べると少なめである。他の柑橘類を同量食べるよりカロリーが少なくダイエット中のビタミンC補給に、レモン同様、適している。
 グレープフルーツに含まれるイノシトールは水溶性のビタミンB群の一種で、肝臓に脂肪が溜まるのを抑えたり、コレステロールの過剰蓄積を防ぐ調整作用など、脂肪の代謝をよくする効果がある。そのため、脂肪肝・肝硬変などの予防や治療薬、総合ビタミンドリンクなどに広く利用されている。
 ダイエット食として最適なグレープフルーツだが、香りを嗅ぐだけでも痩せる効果が期待できる。香りを嗅ぐとグレープフルーツに含まれる精油成分のリモネン(Limonene)が鼻腔を通って脳に伝わり、交感神経が速効的に活性化する。交感神経は呼吸や脈拍をコントロールし、血行促進、エネルギー消費を促して、身体の動きを活発にするため痩せる効果が期待できる。
 2002年に資生堂が確立した新スリミング理論(UCP理論)では、グレープフルーツの香りを嗅ぐことによって中性脂肪を燃焼させるタンパク質「UCP(uncoupling protein:脱共役タンパク質)」が多く現れるのに効果的なノルアドレナリンの分泌が増えるため、中性脂肪を燃焼させることがわかっている。
 グレープフルーツの主成分である果糖(フルクトース)はアルコール代謝を早め、アルコールを早く分解する。グレープフルーツは糖分も果汁量も多いので、レモンサワーよりグレープフルーツサワーの方がアルコール分解が早い。二日酔いの心配も少ない。
 果肉が赤いルビーなどの種類の赤い色素成分は、カロチンの一種のリコピンである。カロチンは体内でビタミンAに変わり、皮膚や目の粘膜を強化するなどの働きがある。カロチンは必要な量のみ体内でビタミンAに変化するので過剰摂取の心配がない。
 グレープフルーツ果汁とある種の薬を一緒に飲むと、薬の作用を増強して思わぬ症状を引き起こすことがある。グレープフルーツ果汁との作用が確認されている薬品として知られているのが、血圧を下げる降圧剤として使用される「カルシウム拮抗剤」といわれる薬である。飲みあわせると薬が効きすぎて血圧が下がり過ぎ、めまいや頭痛などの症状を引き起こすことがある。睡眠剤として用いられるトリアゾラムはグレープフルーツとの併用で催眠効果が強くなることがある。気管支喘息発作を止めたりアレルギー性鼻炎・じんましんのときに用いられるテルフェナジン(製剤名:トリルダン)とグレープフルーツとの併用は薬の血中濃度を上げすぎて、心室性不整脈といった心臓系の副作用が起きる可能性がある。肥満や糖尿病の人はダイエットのためにグレープフルーツを飲食する機会も多いので、薬との飲みあわせには十分注意が必要である。
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